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非難、沈黙、はたまた理解「イラン評」にあらわれた中東諸国の“事情”

 イラン大統領選の開票結果に抗議した改革派を、保守強硬派が容赦なく鎮圧。欧米諸国は一様に強く非難したが、中東諸国の反応は分かれた。 最も批判的だったのはイスラエルだ。保守強硬派のアフマディネジャド大統領を「最大の脅威」とみなすイスラエルでは、大統領選の混乱が連日大きく報じられた。ただ、「保守強硬派…

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「民主党政権」にアメリカが抱く「三つの疑問」

[ワシントン発]自民党にとって見通しは明るくない。ただし、何が起きるかわからないのが政治だ。過去の例をみると、参議院議員選挙で地滑り的勝利を収めた野党は、続く衆議院議員選挙で大敗することが多かった。七月十二日に行なわれた東京都議会議員選挙でも民主党は初めて第一党となる大きな勝利を手にしたが、まだこ…

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「対クーデター」で際立った米国の政策転換

クーデターで現職大統領が追放されたホンジュラス。収拾策をめぐり、アメリカとベネズエラが米州の覇権を賭けた駆け引きを演じている。 中米ホンジュラスのセラヤ大統領が六月二十八日未明、軍に拘束されパジャマ姿のままコスタリカに追放された事件は、半世紀前まで中南米で頻発したクーデターを彷彿させるものであり、…

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「大国イラン」変貌の余波を凝視せよ

 初代のホメイニに匹敵するだけのカリスマをもちえない最高指導者ハメネイにとって、バランスの維持だけがイランの革命体制の持続を保証するものと映っていたのだろう。二〇〇五年の大統領選挙に続いて今回もアフマディネジャドの支援に回ったのも、それが理由のはずだ。なぜならラフサンジャニとハタミという二代続いた…

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「米中タイヤ摩擦」の思わぬ波紋

保護主義防止が叫ばれるなかで発動された米国のセーフガード。もちろん中国の大反発を買ったが、米国はなぜ読みを誤ったのか――。「北京がこれほど的確に政権の急所を突いてくるとは、想定していませんでした。私たちは中国政府の分析力と戦略性を、いささか甘く見ていたようです」 米国の通商政策の関係者が苦笑いしな…

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「オバマへのノーベル賞」米国・中東の受け止め方

[ワシントン発]十月の初めからワシントンDCに来ている。二カ月半ほど、ウッドロー・ウィルソン国際学術センターに客員研究員として滞在する。米連邦議会議事堂のすぐ裏の、キャピトル・ヒル地区に部屋を借りた。窓からは議会図書館の本館「ジェファーソン館」のドームが見える。 ワシントンDCに集中する政策シンク…

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米国はいつまでも鳩山政権にやさしくはない

[ワシントン発]発足から一カ月を経た鳩山政権は、世論調査で高い支持率を維持している。米国のオバマ政権も敬意と寛容をもって支持する姿勢を示し、あからさまな衝突は避けるよう努めつつ、日本の民主党政権がより現実的な方向へと着実に舵を切っていくことを期待してきた。 だが、ワシントンの高官たちの間には懸念が…

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「知識・政策を売る」見本市ワシントンを歩く

[ワシントン発]ワシントンDC滞在も二カ月目である。中東関係の研究機関や団体への訪問を繰り返し、中東政策論が作られる場を肌身で感じようと試みている。 ワシントンへの中東をめぐる情報の集まり方は圧倒的である。「連日」の「朝昼晩」に、必ずどこかで中東関連の催しが行なわれている。米国各地の主要大学や、英…

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オバマの中東外交―その言葉の「力」と「限界」

 ワシントン滞在の終盤に入ったが、所用により一時日本に戻った。ワシントンを発つ直前に、ウッドロー・ウィルソン・センターで研究成果の一部発表を行なった。十月はじめにワシントンで調査を始めたころは、「オバマ政権の中東政策」という研究課題を示すと、「評価するには時期尚早」という反応が多かった。しかし十二…

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米国の対中強硬策 影の主役は情報機関

 年明けから、米国の民・官・情報機関が中国に対して、三連発で鋭い攻撃の矢を放った。 第一発は、米インターネット検索大手、グーグル。中国当局の検閲やサイバー攻撃を理由に中国市場からの撤退を検討、と発表した。 二発目で、クリントン米国務長官が「インターネットの自由」について演説、「サイバー攻撃に関与す…

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「失望」に転じたオバマの中南米外交

支持率低迷に悩む米オバマ政権。協調姿勢で臨んだ対中南米外交も、思うように進んでいない。「建設的な関与」は実現するのか。 オバマ政権の中南米外交は当初、前政権の単独主義から多国間協調主義への鮮やかな政策転換を印象づけ、大きな期待をもって迎えられた。昨年四月の米州サミットでオバマ大統領は、「未来志向で…

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トヨタバッシング

 トヨタ自動車のアクセルペダル不具合や大規模リコール問題で、米国の議会やメディアはここぞとばかり、トヨタバッシングに走っている。 トヨタの対応も遅れたが、「リコール車の運転を止めるべきだ」(ラフード運輸長官)といった不規則発言は、政権までトヨタ叩きに加担した印象を与えた。 実は昨年、米フォード社も…

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米情報機関が狙うイランの“アキレス腱”

 今年の国際舞台では、イランが主役になりそうだ。 首都テヘランでは、イラン改革派勢力の反政府デモが続き、国連安全保障理事会は、核開発を強行するイランに対して制裁決議案を審議する見通しだ。だが米情報機関は、イランの意外な「アキレス腱」を狙って、秘密工作を展開している。 イランの最高指導者ハメネイ師は…

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オバマ政権の命運を決する米中間選挙のメカニズム

選挙結果が今後の政策を左右する (c)EPA=時事  アメリカ中間選挙(11月2日)が2カ月後に迫った。中間選挙では連邦議会の下院の全議席(435議席)と上院100議席の約3分の1(今回は37議席)が改選される。...

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岐路に差し掛かる米・イスラエルの「特別な関係」

 本日9月2日からワシントンで始まるイスラエル・パレスチナの「直接対話」の背景として、オバマ政権下で表面化してきた米・イスラエル関係の変化を押さえておきたい。表面的には、米・イスラエルの緊密な関係をオバマ大統領とネタニヤフ首相は強調する。しかし背後には両国関係の長期的な「変調」を感じ取れる。...

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オバマ大統領が対テロ戦争で出した「暗殺指令」

 オバマ米大統領は実はいま、同時に2つではなく、3つの戦争を戦っている。 第1にイラク。このほど、ホワイトハウスからテレビ演説を行ない、イラクでの「戦闘任務」の終結を宣言した。だがこれは極めて政治的な「終結」に過ぎない。公約実行と宣言した儀式で、戦争は終わってはいない。残留の米兵5万人は装備を変え…

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レアアース騒動で浮かび上がった米中の「地下水脈」

 中国が日本だけでなく、米欧に対してもレアアースの輸出を絞り始めた。中国の輸出規制について米政府が米通商法に基づく調査を始めたことへの対抗措置とみられている。米中間の緊張は一触即発の様相だが、経済界の深層を探ると、地表からは見えない両国の太い地下水脈が見えてくる――。動かなかった米国輸出制限で緊張…

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中間選挙から見えてくるアメリカ政治の変化

 11月2日に行なわれた中間選挙については、拙稿が掲載されるまでに、すでに新聞等において多くの結果分析がなされていると思われるが、私にとって興味深かった点を幾つか素描したい。前回の大統領選で分かった保守的潮流の強さ敗戦の弁を述べるオバマ大統領 (c)AFP=時事 少し時計の針を戻して振り返ってみる…

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米経済「偽りの夜明け」に縋る日本

米民主党大敗の余沢が日本株にも(c)AFP=時事...

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「均衡の思想」と「ソーシャル・メディア」で読み解く米国政治

 昨年11月にアメリカで行なわれた中間選挙から3カ月強が経過した。その間、ツーソンで起きた民主党議員銃撃事件、一般教書演説などを経て、選挙直後に見えていた風景とは大分異なった政治的地平がオバマ政権の前に広がっている。ティーパーティー運動に惑わされてはいけない(一般教書演説に臨むオバマ大統領)(c)…

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ムバーラク最後の一日──加速するグローバル・メディア政治

告別の辞を述べる機会もなく辞任することになったムバーラク前大統領(c)AFP=時事(AFP PHOTO / EGYPTIAN TV)...

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【速報】ビン・ラディンのレポ役割り出しが決め手に

 1日、交戦の末、仇敵オサマ・ビン・ラディン容疑者を殺害した米特殊部隊。中央情報局(CIA)の追跡工作でビン・ラディンが信頼するレポ役を割り出したことが決め手となった。 オバマ政権にとって久々の快挙となったこのニュース。米政府当局者が得意げに米大手紙記者にバックグラウンドブリーフィングしている姿が…

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中東民主化がアメリカに迫った政策転換

ビン・ラーディン殺害作戦を待って行なわれた中東政策演説(c)EPA=時事[カイロ発] オバマ米大統領が5月19日に国務省で行なった演説は、大規模デモがもたらす中東諸国の政治変動を受けた米国のこの地域に対する政策の新たな指針を示したものだ。 【リンク】 昨年12月17日にチュニジアの小地方都市スィー…

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ハチドリがスパイに 無人偵察機を駆使する米対テロ戦略

 オバマ米大統領の対テロ戦略が変わった。米国に対する明確な脅威の主体は「アル・カエダ本体と関連組織、アル・カエダ支持者」だと新しい「国家対テロ戦略」に明記したのである。 ブレナン大統領補佐官(テロ対策担当)の言葉を借りると、具体的には、特殊部隊を増員し、多種多様な無人偵察機(UAV)を駆使して、テ…

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「3流の政治」で世界からこぼれ落ちる日本

 もういい加減にしてほしい! と怒鳴りたくなるほどだ。この国の政治と政治家たちは、3流どころか、4流、5流だ。  6月27日に就任してから9日目で、被災地の県知事らに暴言を吐いて辞任した松本龍復興相。世界の新聞に異様な出来事として報じられた。しかも暴言を吐いた理由に「血液型B」を挙げたのが、さらに珍奇な印象を与えた。...

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ハッカニ・グループとの和戦両面作戦は胸突き八丁に

 来年の米大統領選を前に、アフガニスタンでは「2014年までに戦闘任務を終える」という出口戦略を進めるオバマ米政権。開戦からちょうど10年たって、現在10万人規模のアフガン駐留米軍の段階的撤退も始まった。 しかし、オバマ政権のアフガン戦略には相当の無理がある。そもそも、反政府勢力タリバンのような勢…

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「2回目の核実験は4.6キロトン」急速に進む北朝鮮核・ミサイル開発

 24日からジュネーブで米朝高官協議が始まった。北朝鮮の核開発をめぐる6カ国協議の再開をにらんだ協議だ。だが、オバマ米政権がこの時点で、米朝協議を急ぐのはなぜか。 ほぼ時期を同じくして、米国務省が米民間調査会社サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル社(SAIC)に委託して行なっていた調…

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「チャベス4選」はどうなる――2012年中南米情勢を占う

 新年初頭、日本の各メディアは2012年が「世界的な指導者交代の年」に当たると特集を組み、地域・世界情勢への影響を展望しているが、その中から中南米はまったく抜け落ちた感があった。中南米には地域紛争もなく、わが国とのバイタルな外交課題も存在しない中で分からなくもないが、近年多極化する国際社会で存在感…

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米新国防戦略がもたらすのは「抑止力」か「卑怯者の戦争」か

 アジア太平洋に大きくシフトするアメリカの新国防戦略(1月発表)が、各国を巻き込み活発に動き出した。米軍普天間飛行場移設とパッケージだった沖縄の米海兵隊8000人のグアムなどへの移転を、切り離して進めることに日米が合意したのも、その一環だ。新国防戦略の歴史的意義は、台頭する中国を牽制するアジア・シ…

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ミャンマーから南スーダンへと続く秘密工作――「中国覇権」にストップかけるオバマ戦略

 オバマ米大統領の外交・安保戦略は非常に分かりにくい。オバマ氏はリベラル勢力を支持母体にしながら、そもそも情報公開に消極的で、安保戦略の実像を見せようとしない。特に対中戦略では、中国を刺激しないため、重要な戦略的成果を挙げても決して誇示したりしないのだ。 今年1月、オバマ政権が発表した国防戦略指針…

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